姫と年下王子たち

「…むっ、無理だよ!そんなの…こわくてっ……」

「いいから、開けろ!じゃねぇと、置いて帰っぞ」


俺の脅しにビクンと身を強ばらすと、園花は恐る恐る目を開けた。



数秒、間があったのち…。


「うわぁー…!!」


背中で、園花が感嘆の声を上げる。


それもそのはず。

そこには、光り輝くビル街が見えていた。


俺は今園花の家に向かって、この辺りでは最長の川幅にかかった橋の上を走っている。