姫と年下王子たち

「いいだろ、園花?ひなも誘って」

「う、うん…!私は、構わないよ」


と言う園花の顔は、なぜか表情がぎこちなかった。



しばらくして…。


「じゃあ、…私帰るねっ」


明日の花火大会に行く時間を決め終わると、そう言って園花は立ち上がった。


「なら、俺送るわっ」

「…えっ。わ、悪いよ…!」

「そんな、遠慮することねぇだろっ。バイクで行くからすぐだって」


俺は戸惑う園花の腕を引っ張って、外に連れ出した。



「ほい、メット」


園花にヘルメットを手渡し、俺は愛車にまたがってエンジンを噴かす。