姫と年下王子たち

小さい頃に入退院を繰り返していて、今はほとんど毎日が勉強じゃあ、そりゃ花火大会行ってる暇もねぇか。


「じゃあ、今年はだれかと行くのか?」


星マークがついた明日の日付の欄だけ、空白になっている。


「…行きたいんだけど、まだ……」


消えてしまいそうな声で、園花がそう言った。


「…はぁー!?お前、明日が花火大会だってのに、まだだれも誘ってねぇの?遅すぎだろ~」