姫と年下王子たち

求められずに抱かれた美姫は、傷ついたはずや。


ここで俺が同情なんかで抱きしめたら、また同じ傷を美姫の心につけることになる。


美姫はセフレなんやなく、俺の大切なヤツ。


…もう、美姫を傷つけたくない。



俺は、美姫の背中にまわした腕をそっと解いた。


「…抱きしめても…くれないんだね」


涙が浮かぶ目で、美姫は俺を見上げた。

唇をキュッと噛み締め、溢れる涙を堪えてる。