姫と年下王子たち

あのとき、一瞬見ただけの場面を鵜呑みにした自分に言ってやりたい。


由香里に裏切られたと思い、それが悔しくて悔しくて、俺は由香里をフった。


俺はあの日、由香里に黙って、由香里の家にプレゼントを届けようとした。

由香里を驚かせたくて。


由香里もまた、俺を驚かせるために、受験勉強と両立しながら、地道にモデルの仕事をしていた。



「…ただの…俺の勘違いかよ……」