姫と年下王子たち

あのキスは、“本物”やって…。



「…うわ。これ…、けっこうキツいかも…」


絢斗は目を背け、廊下に座り込んだ。

俺もまた、心の傷をえぐられたような気がした。


俺たちは、無言のまま並んで座る。


「…どうする?ガーゼ」

「そりゃ…取りに行かなあかんけど…。保健室前には、あの2人がいるしな…」

「通るに通れねぇよなー…」


3人同時にため息を吐く。