姫と年下王子たち

「おう!」


なぜかヒソヒソ声で話してた。


俺と絢斗は、ドアから目を離して顔を見合わせた。


「じゃあ、さっそくー…」


と言って、絢斗がドアに手をかけた。


そのとき…。


「…ちょっと待って」


涼が絢斗の頭を押さえつけ、小声で呟いた。

何事かと思い、涼を見上げる。


「…なんだよ?」

「いいから…中見ろよ」


下から見る涼の顔は、どこか真剣な表情に見えた。