姫と年下王子たち

涼は面倒くさそうに、ブレザーの袖を捲る。


「4時半」


左腕につけた腕時計を眺めながら、涼が言った。


「マジかー…!!」


すると絢斗は、廊下に響くくらいの絶望的な叫び声を上げた。


「どうかしたん?」


なんか大事な用でもあったんかな?

…と思っていたら。


「実は今日…、4時からの再放送のドラマ、録画するの忘れてて…」


なーんや、そんなことかっ。