姫と年下王子たち

…そんな中、美姫ちゃんは覚えていた。


顔を覚えられている以上、下手にごまかすのは逆効果。


せめてもの気持ちで、今のあたしには、美姫ちゃんの気持ちを汲むことしかできなかった。



「で…でも、もうだいぶ前のことだし、桔平くんもあたしのことなんてなんとも思ってないよ」


…これくらいしか、かける言葉がない。


それに、現に今あたしはあの3人から避けられている。