姫と年下王子たち

念のため、体育館裏へまわってみた。


するとそこに、座り込んで空を見上げる美姫ちゃんがいた。


「…美姫ちゃんっ!」


あたしは、美姫ちゃんに駆け寄った。


あたしの顔を見るなり、美姫ちゃんはお尻をはたいて立ち上がった。

そして、あたしに背を向けて走り出す。


「…待って!」


あたしは、美姫ちゃんを追いかけた。


なんとか美姫ちゃんの腕を掴み、引き止める。