姫と年下王子たち

「…昨日の放課後は、小部屋で大学に提出する活動実績を書いてたけど……」

「ほかには?」

「ほか…?書き終わったあとすぐに帰ったから、…なにもないよ」


どうして絢斗は、昨日の放課後のことを聞いてくるのだろう…。


…すると。


「…なんで嘘つくんだよ」

「…え」

「やっぱり“それ”が、俺たちには言えねぇようなことだからだろ…!?」


絢斗はあたしの両肩を掴み、壁に押し付ける。