姫と年下王子たち

クラスの女の子たちが、あたしを誘いにきてくれた。


女の子たちと机を合わせ、お弁当を食べようとしたとき…。


「ちょっときて」


絢斗がぶっきらぼうにそう言って、あたしの腕を掴んだ。


絢斗の後ろには、桔平くんと長谷川くんの姿も…。


「…どうしたの?」

「いいからっ」


痛いくらいに腕を握られた。


…いつもの絢斗じゃない。


一体何事だろうと、顔を見合わせる女の子たち。