姫と年下王子たち

ここは、普段の教室の3分の1ほどの大きさ。

折りたたみ机の周りに、パイプイスがある。


多目的室を解放して、教育実習生のための部屋を設けてもらっている。


中にはすでに、黒のジャージを着た人がいた。


その人はあたしが部屋に入ってきたのに気づき、振り返った。


「あ!お疲れ~」


笹野くんだ。


「どうだった?英語の授業は?」

「森本先生わかりやすくて、すごかったよ。笹野くんは?」