「バカヤロー!俺はもう、黒龍とはまったく関係ねぇんだよっ」

「…す、すんません……」


今では、ダイスケがうまくやっている。

もう俺が黒龍に戻る意味もねぇ。


気持ちは嬉しいが、俺に悔いはない。



「でも、黒龍やめてどうするんです?親父さんの下にでも着くんすか?」

「なに言ってんだ、お前はーっ」


俺にとっては愚問だった。


「決まってんだろ!フツーの高校生をするんだよっ」