姫と年下王子たち

「絢斗さんは、まだ17っすよ!?まだまだ、これからだってのにっ…」


まぁ、こいつらが驚くのも無理はない。

俺自身だって、総長を降りる日がこんな突然に訪れるとは思っていなかったし。


なんの予告もなく、いきなり降りるのは無責任だとは思うが…。

俺はもう、総長としてふさわしくない人間だと思った。



今回の白虎の事件は、タカシを白虎のスパイだと見抜けなかった、俺のせいで起きた。