姫と年下王子たち

不安そうな顔で見上げながら、ひなが俺を抱きしめていた。


「痛かった…!?」と聞かれたら、…正直かなり痛かった。


でも抱きしめてくれるひなに、そんなこと言えるかよ。


「ちょっとだけなっ…」


半分は本音で、半分はやせ我慢。

痛がるなんて、カッコ悪ぃじゃん。


だけど、こうしてひなが俺を抱きしめてくれるって、…初めてじゃね?


ケガしてよかった。