姫と年下王子たち

ひなの頬を見ると、なにもできなかった自分が悔しくて、無性に泣きたくなった。


たが、そんな泣きたい気持ちの俺の前で、なぜかひなが泣き出した。


…そうだよな。

白虎のヤツらに拉致られて、タカシにナイフまで当てがわれたんだから。


だけど、“日本一の称号”は白虎に渡した。

もう二度と、あいつらと顔を合わせることもねぇ。


「泣くなよ…。もう…泣くことなんかねぇだろ…?」