姫と年下王子たち

そのときっ…。


「…絢斗!!」


タカシに捕らえられていたはずのひなが…なぜか俺の目の前に。


「……ひ…な…」


なんで…ここに……。


俺は、そこで意識を失った。



ふと俺の頭の中で、ひなとレイジの声がこだまするように響いた。


俺の体に、ほんのりと温もりが伝わってきた。

この優しい温もりは…、ひなだ。



「無様やな。日本一の暴走族、黒龍の総長がっ」