姫と年下王子たち

ひなが無傷でいてくれるなら、俺はどうなっても構わねぇ。


…しかし、相手はレイジ。


俺がその条件を呑んだところで、本当にひなに危害を加えないかということが気がかりだった。


でも俺には、どうのこうの考えている時間はなかった。

今は、レイジに従うしかない…。


俺は構えた拳を、ゆっくりと下に下ろした。



「フッ。男としたら上出来やけど、総長としたら情けへんな」