姫と年下王子たち

“実は……その白虎の中に、タカシもいたと言っていて”

“…タカシ!?バカ言えっ。タカシは黒龍の仲間だぞ…!?”


タカシは俺のかわいい部下で、年の近い弟みたいな存在だった。


だからあのタカシが白虎のスパイだなんて、…考えたくもなかった。


…なかったけど。

ようやく、その現実を受け止めなければならなかった。


俺が、世界一大切に想うひなにナイフを突きつけているのは…。