姫と年下王子たち

そんなあたしを馬鹿にするように、タカシくんは鼻で笑う。


「なに泣いてんだよ。それより、俺に目を向ける暇があるなら、“アレ”を見てやったらどうだ?」


顎であたしに合図するタカシくん。


…そうだ!

絢斗っ…!


あたしが顔を上げると、…そこには変わり果てた絢斗の姿があった。


顔中傷だらけで、鼻や口からは血が流れている。


足は、もうフラフラ。