姫と年下王子たち

絢斗はカッコつけだから、自分のカッコ悪い姿はあたしには見せたくないんだよね。


必死に苦痛を我慢して、声を出さないようにしてるんだよねっ…。


…ごめん、絢斗……!

あたしが捕まったせいで、絢斗がっ…。


絢斗の苦痛が、まるで自分の心に突き刺さるように痛い。


あたしのつむった目からは、涙がとめどなく溢れた。


絢斗はあたしのために、無言で闘ってくれているのに…。