姫と年下王子たち

あたしを助けるためにきてくれるなんて、嬉しい反面…悲しい。



絢斗は、白虎のメンバーが鋭い視線を向ける中、脇目も振らずに一直線にあたしのもとに歩いてくる。


「ヘッ、やっときたか。待ちくたびれたで」


レイジは、指をポキポキと鳴らす。


「絢斗っ…!!」

「てめぇは黙ってろっ」


タカシくんは、後ろからあたしの首に左腕をまわすと、右手に持ったナイフをあたしの顔に突きつけた。