姫と年下王子たち

あたしはそう悟った。


「まぁ、あんたが混乱するのも無理ないよな」


タカシくんは見下すかのように、地面に倒れるあたしに視線を落とす。


「あんたに会ったときは、黒龍の下っ端で通してたけど…。本当の俺は、白虎の副総長。まぁ、お見知りおきを」


白虎の…副総長……。


あたしは、“白虎”という名前に聞き覚えがあった。


…確か、白虎は関西一の暴走族。