姫と年下王子たち

タカシくんは、残念そうに呟いた。


「ほら、立てよ」


あたしの縛られた手首を掴み、無理やり立たせる。


そして、半ば引きずられるように、タカシくんに倉庫の奥へと連れて行かれた。


そこにいたのは、3段積みにされたタイヤの上で、足を組んで座る…男の人。


「ナイフ見せつけて、ショックでぶっ倒れられたら面倒やろ?」


男の人はそう言って、タイヤの上から飛び降りた。