姫と年下王子たち

見慣れないネイルに、自然と視線が向いた。


そんなあたしの顎を、タカシくんが掴んだ。


「このナイフ、あんたの顔にあてたらどうなるかな?」

「…やっ、…やめて……!」


あたしの顔の前で、タカシくんは楽しそうにナイフをチラつかせる。


…そのとき。


「タカシ、それくらいにしとけっ」


低い声が、倉庫内に響いた。


「…ちぇっ。怒られちゃった」