姫と年下王子たち

「…拉致……!?」

「あんたは、大事なエサなんだから」


タカシくんは徐ろに、胸ポケットに手を突っ込んだ。

そして、なにかを掴んだ。


出てきたものは、月明かりで白銀に輝く…鋭く尖った……。


ま、まさか…ナイフ……!?


それを見た瞬間、体が硬直した。

まるで首を絞められたように、声を出すこともできない。


「このナイフ、当然おもちゃなんかじゃないんだぜ?見ろよ」