姫と年下王子たち

「なんだ、起きてんじゃん」


頭の上から吐き捨てられる言葉。

その声に、あたしはハッとした。


…この声、知ってる……!


あたしは、恐る恐る視線を上に向ける。


怯えるあたしを、満足そうに上から見下ろすその人は……。


「…タカシくん!!」


…だった。


「昨日は、チョコレートケーキありがとう。ひなの姐さん」


にんまりと微笑むその顔が、とても不気味に思えた。