姫と年下王子たち

「うん、おいしい♪」


ガチャ…


そのとき、玄関のドアの開く音がした。


「ただいま~」


翼が、学校から帰ってきた。


「なんか、いい匂いがする~」


そう言って、匂いに誘われた翼がリビングにやってきた。

そして、あたしの姿を見て首を傾げる。


「ねーちゃん、なにしてんの?」

「なにって、バレンタインデーのチョコレートケーキ作ってるの」