姫と年下王子たち

チョコレートケーキが、ただの炭と化していた。


「ちょっとだけ、味見…してみようかな」


なんて一瞬思ったけど、見た目が恐ろしくて、とてもじゃないけどそんなことできなかった。


…これじゃあ、食べられない。

でも、作り直す材料も残っていない。


あたしは、掛け時計に目をやった。


今の時刻は、12時45分。

今から、材料を買いに行って作り直したら、夕方までにはできるだろう。