姫と年下王子たち

ひなちゃんがおらんくなったのを確認すると、俺はズルズルと力なく壁際に座り込んだ。


「桔平、バテるの早くない?」

「そうだぜっ。ただ下ってきただけなのに」

「…なんでもない。ちょっと寝不足なだけやし……」


ハァハァと、俺は荒い息遣いに変わってた。


ヤバ…、かなり熱上がってきた……。

頭痛もして、意識が朦朧とする。


「…おいっ。もしかして桔平、体調悪ぃのか!?」