姫と年下王子たち

たぶん、これは…。



「じゃあ、ひなちゃん。歩いて、コースに合流しよか」

「うんっ」


俺は、膝に手をついて立ち上がった。


立ったら体がだるくて、一瞬よろけそうになった。


…まさかとは思ったけど、こんなときに熱が出てきたみたいやった。


けどここでへばったら、ひなちゃんに心配かけるだけやし、俺は悟られへんように空元気を見せてた。



その後、無事にコースに戻れた。