姫と年下王子たち

…ちゃんと伝わってる?

この俺の想い。



「充電完了っ!」


俺は復活して、抱きしめてた腕を緩めた。


ベタベタしすぎて、怒ってたらどうしよかと思ったけど、ひなちゃんは微笑んでくれた。


ほんま優しいコやな。

だから俺、ひなちゃんに甘えてしまうんやで?



「桔平くん、…ほらっ!」


それからしばらくして、ひなちゃんが俺の肩を叩いて、俺の後ろを指差した。