姫と年下王子たち

顔面目掛けて吹いてくる雪をガードするように、俺はゴーグルをはめた。


「じゃあ、行くよっ」


涼が先頭を切って滑り、その次に絢斗、ひなちゃん、俺と続いた。


ひなちゃんは途中何回か転んだけど、昨日よりもかなり上達してた。


「ひな、すげぇじゃん!」

「確かに。昨日の今頃は、どうなることかと思ったけど」


見捨てかけてた涼も、ひなちゃんを褒めてた。