姫と年下王子たち

運動神経がズバ抜けていい絢斗は、説明するよりも勝手に滑らせたら、もうほぼ形になってた。


絢斗には、教える手間が省けた。


…問題は、ひなちゃん。


「まさか、秋月さんがここまで運動音痴とは…」


涼は呆然と突っ立って、ひなちゃんの転ぶ姿を眺めてた。

ひなちゃんのウェアは、転けまくって雪だらけに。


「なぁ、桔平」


涼が、俺の肩を軽く叩いた。