姫と年下王子たち

「大丈夫!ひなちゃんは、俺の腕を掴んどきっ」

「え、いいの…?」

「うん。転けそうになったら、俺が支えるし!」


ひなちゃんは、遠慮気味に俺のウェアを掴むのではなく、摘んだ。

まるで、今からお化け屋敷に入るような、怖がりな彼女の仕草みたいやった。


でも俺はそれじゃ物足りず、自らひなちゃんの手を引っ張って、自分の腕にかけた。


…そうこうしてるうちに、リフト降り場はもう目の前。