姫と年下王子たち

すると、吹雪の中にうっすらと影が見え、それがあたしに向かって走ってきた。


それが人だと気づいたときには、すでにあたしはその人に抱きしめられていた。

痛いくらいに、ギュッと力強く抱きしめられる。



「…よかった。…ほんまによかった……」


耳元にかかる…温かい息。


それは、桔平くんだった。


顔が潰れちゃうんじゃないかと思うくらい、胸板に押し付けられる。