姫と年下王子たち

「…はいっ!」


スピードが上がってからは、あたしはついて行くので精一杯だった。

それに…もし転けたら、それだけでタイムロス。


転けないように必死だった。


しかし、そのあたしの懸命さを嘲笑うかのように、吹雪はさらに強くなった。



ふと前を見ると、数メートル先を滑っている絢斗さえも吹雪でぼやけて見づらいほど。

後ろの桔平くんの姿も、そんな風に見えた。