姫と年下王子たち

持ち合わせていた携帯を見ると、すでにお昼の1時を過ぎていた。


そのままあたしたちは、下山するように滑って行った。


だが、吹雪はますます激しさを増していった。

太陽は雪雲に隠れてしまい、辺りは日中のはずなのに薄暗かった。


先頭を滑っていた長谷川くんが、後ろのあたしたちを気にしながら途中で止まった。


「少しスピードを上げるから、秋月さんしっかりついてきてね」