姫と年下王子たち

「ひな~っ」


ちょうどそんな声が聞こえ、絢斗がこちらに歩いてきた。


反射的に立ち上がると、あたしは桔平くんのベッドから離れた。


…危ない、…危ない。

危うく、絢斗に見られるところだった…。


「あれ?桔平が起きてるっ」

「おう!充電完了したしな♪」

「充電?」


絢斗は首を傾げる。


「俺も顔洗おっと!」


桔平くんは絢斗が見ていない隙に、あたしにピースサインをしてみせた。