姫と年下王子たち

さっきまでうなだれていたのが嘘のように、単純な絢斗は目を覚ました。


「いつまで寝てんだよっ。メシの時間に遅れるだろ」


そう言って、絢斗は寝ている桔平くんに一発蹴りを入れると、長谷川くんのいる洗面所へ向かっていった。


「いってぇー…」


絢斗に蹴られた背中を、手で摩る桔平くん。

そしてもう片方の手は床に伸びて、あたしがさっき剥がした布団を掴んで、器用に自分にかけ直していた。