姫と年下王子たち

準備もなにも、今のこの状況をまだよく理解できていない…。


あたしが戸惑っていると、桔平くんの目隠しから解放された。


ぼやける視界に、眩しいくらいにオレンジの光が揺らめいていた。


徐々に、それがロウソクの灯りだと理解した。

…そして、なぜか部屋は真っ暗。


すると…。


「「ハッピーバースデー、トゥーユー!」」


暗闇から、手拍子とバースデーソングが聞こえた。