姫と年下王子たち

ふと横を見ると、絢斗がすんなりと立ち上がっていた。


「絢斗、どうやって立ったの!?」

「え、フツーに」


そのフツーが、運動音痴なあたしにはできない。


絢斗はすでに、雪の感覚を掴んでいた。


あたしはというと、何度やっても尻餅をつくだけで…なかなか立ち上がることができない。


「絢斗、手貸して!」

「なんで1人で立てねぇんだよ。しょうがねぇなー。ほらっ」