姫と年下王子たち

あたしの荷物はチェック柄のキャリーバッグだけど、雪のせいでタイヤが回らず、なかなか前へ進まなかった。


そんなあたしのところへ…。


「よいしょっ!」


ふと、後ろからそんな声が聞こえた。


ん?

なんか軽い…。


キャリーバッグが、まるで浮いたように急に軽く感じた。


不思議に思い、振り返ると…。

桔平くんが、あたしのキャリーバッグを片手に持っていた。