姫と年下王子たち

長谷川くんとの距離は、わずか20センチ足らず…。


普段、こんなに密着して座ることなんてないから、妙に意識して、ドキドキしてしまった。


「どうしたの、秋月さん?もしかして、体調でも悪い?」


鼓動を落ち着かせるために、下を向いていたあたしに、長谷川くんは気遣ってくれた。


「…そ、そういうわけじゃないんだけど……。は…、初めての夜行バスで、ドキドキしちゃって…」