姫と年下王子たち

それに、キャバクラで稼いだお金の貯金もあるから、急な旅行でもまったく問題なかった。


みんなもバイト代の貯金や、文化祭の告白大会の賞金3万円がここで活躍することになったみたい。


旅費は、長谷川くんが集めてくれた。



バスターミナルの前には、あたしたちと同じで、夜行バスを利用する人たちで溢れていた。


「ってか、なんでひなちゃん、サングラスなんかかけてんの?」