姫と年下王子たち

なので、長谷川くんがすでに、夜行バスも宿泊するホテルの予約もしてしまったとのこと。


…絢斗のバカ。

そんな大事なこと、フツー言うの忘れないでしょっ…。


でも確かに暇だったし、みんなで旅行は楽しそうだけど…。


「初めに言っておくけど…、あたし…絶対に滑れないからっ」


よくマンガであるように、自分で止まることもできないで、木にぶつかる様子が頭に浮かんだ。