姫と年下王子たち

翌日の7日も日が暮れるまで滑り、夜行バスに乗り込む。

そして、8日の朝に帰ってくるということだった。


バスで2泊、向こうで1泊で、元気な学生らしいスケジュールだ。


本当は、前々からこの旅行の話は3人の間で話し合われていたんだそう。


あたしには、絢斗が伝えるということだった。


なのに絢斗が…。


「ひななら、どうせ暇だろっ」


とかなんとか、勝手に言ったらしく…。