姫と年下王子たち

「…バ、バカ野郎!!キスマークの1つや2つなんて、今までひなに散々してきたんだから、そんなことで動揺するかよっ!」


…いや。

今までで、されたことないし。


それにしても桔平くん…、どういうつもり…!?

人前で、キスマークをつけるなんてっ…。


あたしは、桔平くんの唇が触れた場所に手をあてた。

そして、そこを何度も擦った。


すると、あたしのその姿を見て、桔平くんが笑った。