姫と年下王子たち

「なにって、自分の名前書こって思て、キスマークつけようとしただけやで?」

「…キ、キスマークだとぉ!!?」


テンパる絢斗と同じように、あたしも口をポカンと開けて驚いていた。


キスマークって…。

聞いたことはあるけど、もちろん…実際につけられたことなんてないしっ…。


「あっれー?ドーテーの絢斗くんには、少し刺激が強かった?」


いじわるく桔平くんが微笑む。